2007年 04月 09日
聴こえない「音」。 |
炫ちゃん(Y田家下宿人)は韓国人の男性です。
彼は来日当初(ワーキングホリデー)、日本語はもちろんのこと英語も話せず、で、当然寡黙にならざるを得なかったわけです。始めはお兄さんがいたからハングルでも話す機会があったけれど、いちいち通訳する過保護をお兄さんはしなかったし、すぐに渡米。あとは若干ハングルを話せるY田家家長・M生さんがいるばかり。
なのでもう一から、別の共通言語の助けを借りることもできずに日本語を習得した彼。今では絶妙な冗談もばんばん飛ばせる、「本来の彼」に近い姿をみせてくれています。最初はほんっと、辛かっただろうな~。
そこまでなったのは、彼自身がいつも電子辞書を携帯して常に覚えようとしていたこと、根気よくわからない言葉を説明したY田家の人たちの態度、近所に住む元・英語講師(=言語教育のプロ)による無償のレッスンがあったから。
で。
そんな彼を見ていて、日本語って音少ないな~と思います。フランス人のルシアン見ててもそう思ったけど。
というのも、音の認識が細かいです。英語を聴いてもカタカナ発音に普通の日本人はなりがちですが(流石に私はそうはいかない)、英語が話せなくても彼の音声認識はほぼ完璧。
私も割と音声認識の精度は高いと思っていたけれど、これはかなり難しいな、と思ったことがありまして。
炫ちゃんが「この違いわかりますか」とある韓国の地名を2つ発音してきました。それは日本語のカタカナ表記するならば、つまり日本語にある音だけで把握するとすると全く同じにならざるを得ない、だけど全く違う地名なので正確に発音しないと違う場所に連れていかれる・・・というもの。
違う、という前提あってこそ、ですが、まず頭の音「ジ」としか書く術のない音(地名忘れたので部分ですみません)がjとchであることはわかりました。chのが破裂音。
でもポイントはもうひとつあって、「ン」としか表記できない音が実はnとngだって・・・!わからない、これは!!
広東語を覚えたくて音を把握しようとしていますが、このnかngかというのは相当苦労しています・・・っていうかわからない・・・。
こうした音を認識できるほど、母語の音のバリエーションが多い、というのは言語習得それも音については断然有利だなーと思うのでありました。だからって「日本語音少ない」ってのを言い訳にするつもり、ないけど。
ついでに、音声認識については生後1年間でほぼ決まってしまうらしいです。生まれて1年以内に細かい音を聴かせるほうが認識できるようになると。ただしこれは「本人に向けて発せられた意味ある音」に限るということで、後ろでタイ語やらアラビア語のテープを流しても意味はないそうです。
さて、現存する地球上言語で一番音のバリエーションが多いのはどの言語だ!?
彼は来日当初(ワーキングホリデー)、日本語はもちろんのこと英語も話せず、で、当然寡黙にならざるを得なかったわけです。始めはお兄さんがいたからハングルでも話す機会があったけれど、いちいち通訳する過保護をお兄さんはしなかったし、すぐに渡米。あとは若干ハングルを話せるY田家家長・M生さんがいるばかり。
なのでもう一から、別の共通言語の助けを借りることもできずに日本語を習得した彼。今では絶妙な冗談もばんばん飛ばせる、「本来の彼」に近い姿をみせてくれています。最初はほんっと、辛かっただろうな~。
そこまでなったのは、彼自身がいつも電子辞書を携帯して常に覚えようとしていたこと、根気よくわからない言葉を説明したY田家の人たちの態度、近所に住む元・英語講師(=言語教育のプロ)による無償のレッスンがあったから。
で。
そんな彼を見ていて、日本語って音少ないな~と思います。フランス人のルシアン見ててもそう思ったけど。
というのも、音の認識が細かいです。英語を聴いてもカタカナ発音に普通の日本人はなりがちですが(流石に私はそうはいかない)、英語が話せなくても彼の音声認識はほぼ完璧。
私も割と音声認識の精度は高いと思っていたけれど、これはかなり難しいな、と思ったことがありまして。
炫ちゃんが「この違いわかりますか」とある韓国の地名を2つ発音してきました。それは日本語のカタカナ表記するならば、つまり日本語にある音だけで把握するとすると全く同じにならざるを得ない、だけど全く違う地名なので正確に発音しないと違う場所に連れていかれる・・・というもの。
違う、という前提あってこそ、ですが、まず頭の音「ジ」としか書く術のない音(地名忘れたので部分ですみません)がjとchであることはわかりました。chのが破裂音。
でもポイントはもうひとつあって、「ン」としか表記できない音が実はnとngだって・・・!わからない、これは!!
広東語を覚えたくて音を把握しようとしていますが、このnかngかというのは相当苦労しています・・・っていうかわからない・・・。
こうした音を認識できるほど、母語の音のバリエーションが多い、というのは言語習得それも音については断然有利だなーと思うのでありました。だからって「日本語音少ない」ってのを言い訳にするつもり、ないけど。
ついでに、音声認識については生後1年間でほぼ決まってしまうらしいです。生まれて1年以内に細かい音を聴かせるほうが認識できるようになると。ただしこれは「本人に向けて発せられた意味ある音」に限るということで、後ろでタイ語やらアラビア語のテープを流しても意味はないそうです。
さて、現存する地球上言語で一番音のバリエーションが多いのはどの言語だ!?
by blessedcoco
| 2007-04-09 01:04
| 言語