2013年 11月 20日
二股と崩壊 |
最初にお知らせ。
この週末、11月23・24日に東京は代官山、T-SITE GARDEN GALLERYで開催されますイベント、「Early X'mas Dog Life Festa」にて、CLUB WAGさんの保護犬写真展が併催されます!
グッズ販売、ワークショップ、撮影会なども予定されているこのイベント、どうぞお足お運びいただいて、うんと楽しんで、そして、写真展でたくさんの犬と人の心からの笑顔に出会っていただけると幸いです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
※本記事はcoco.。の私見であり、シェルターさんのご意見を代表するものではありません。撮影許可と、掲載許可はいただいておりますが、その旨ご了承ください。また、犬の個性についても、私見の域を出ず、異なる見解もあり得ます。ご理解のほどお願い申し上げます。
さて、土曜日はアークの日。そろそろ、最寄の気温表示が気になる季節となってまいりました。
この日は午前中はK3、午後はK2の犬たちと散歩させていただきました。
トップバッターは、チョビさん。
「うふふ、ついておいで」
チョビさん。年齢見てびっくりの13歳。はっきり言って、12歳のブラックの方が(体硬いこともあって)じじいに見えます。
足取りも軽く、しかして引っ張ることもなく、良い感じの早足(人間が)でしっかりお散歩できる、それがチョビさん。
しかも男前ですしね、包容力もありますし、何ら行動面で問題なさそう・・・散歩に連れ出したまま、車に乗せて帰ってしまいたくなります。そう、会うのはまだ2度目なのに、私の心はわしづかみされております、そのくらいに強烈な魅力にあふれる犬です。
「まあね、そもそもここにきたのもボクに問題があったからじゃないしね」
そうよね~。
包容力のあるオトナの男性と歩く里山。ああなんて素敵。
と、次ははじめましての、
リュウちゃん。しっぽたれてますがな。
リュウちゃんはちょっとシャイ。出会って5秒で「ボクたちって友達♪」というタイプではないけれど、そういう犬と少しづつ、距離が縮まってくるのを感じるプロセスもまた、多くの幸せをくれるものです。
「なんかへんなひとだなあ」
とか言いつつ、しっかりお散歩楽しめました~。
お顔もこんなにかわいい。
これは先週写真を撮り損ねた、ゴハンとハニー。
見えづらい写真ですが、ほんっとそっくりなんです。
お昼はさんでK2へ。この日、ボランティアが充実していたらしく、1頭につきたっぷり時間をかけてあげられるというので、エネルギーありありな元気者の長い散歩を楽しませていただくことに。
ぷりっけつの、流星(てか紹介するのにお尻写真て)。
元気者、とは言っても散歩のマナーはさすが心得たもの。横か後ろ歩きなさい、と少し伝えただけで、ああそうなのかと理解してくれる賢い仔です。
まだお昼終わったところだし~、そうそう、1時間コース行って~、で、あと1頭元気な仔をまたこのコース連れてきて~、なんて思いながら、いつもは行かない(時間がないのでね)、ぐるっと回って1時間コースにいくことに。
「ぐるっと回って1時間」。そう、どこかまで行って帰ってくるという通常のコースとは違うんだす。
山道を歩き、森林浴を楽しみ、ほどよく汗もかいて(すごい上り下りでなかなかの手ごたえ、ええ私が)、さあこの角を曲がればアークのごく近所にある保護施設、ハッピーハウスさんよ~、そしたらすぐアークよ~とほくほくしながら歩く私の目に飛び込んできたものは、
・・・なにこれ。
まさかの道路崩落、寸断・・・。
台風18号(でしたっけ)の被害はここまでひどかったのか、と思うと同時に、ほど近くから聞こえてくる近隣保護施設の犬たちの声から、ここが崩れたとき、施設にいる犬や猫たちは怖かったろうに、といまさらながらに思いました。
で。
先ほども言いましたが、「ぐるっと回って1時間」コースです。迂回路ありません。そしてこの崩落、「気合で飛べば超えられる」とかいうレベルではなく、さらには、「ちょっと降りて道探したらいける」とかいうのも無理。
・・・またあの上り下りを1時間・・・
と思うと軽く意識が遠のきそうでしたが、他に手はありません。
ひとまず、アークに電話をかけ、「どこからかけてるんですか?」とスタッフさんに驚かれ(そりゃそうだ、ボランティアに来ている人間が電話かけてくるって普通ない)、事情を話してきた道を引き返す、私と流星でした。
「もうちょっとで帰るんじゃなかったの?」
そのつもりだったんだけどね・・・
「ま、いいや、栄養補給におやつ頂戴♪」
輝く笑顔の流星。9歳ですが、37歳の私よりよっぽど若いです、数字ではなく彼の若さを見てどうか暖かい冬を彼に!
とまあ、また1時間歩いたわけです。
スタッフさんはおっしゃいました。「りゅうくん(流星)が疲れるまで行ってきてください(スマイル)」と。
「わかりました(スマイル)」と私は返しましたがね。
忘れてましたよ。
犬を疲れさせる前にオマエの体力はどうやねんと。
帰ったときにはもう私の1日は終わってました。
トータル2時間の散歩、流星は翌日「普通でしたよ」とは、日曜日に行かれた先輩ボランティアさんのお言葉。やっぱ若いよ、りゅうちゃん。
でもとっても反省しています。道の状況がわからずに(なにしろひどい台風があったので)、迂回路もない長距離散歩に出かけたのは、あまりに無責任でした(犬はラッキーと思っているかもしれないけれど)。
「馬鹿やったんだって?」
そうなんですよ、ルリさま・・・
「あたしゃそんなのゴメンだよ」
もちろんですとも、トントンさま・・・
ああ早く、こんな風に眠りたいっ あ 私は箱では眠りませんがね、それにしても気持ちよさそうなきみまろちゃん・・・
と、思いながら家路についた私でした・・・
と、こんな風に関西人的には「ネタ」(くれぐれも言いますが、何事もなかったからではあります)があったこの日。
すぐに記事にすればよかったんですが、寝ちゃったんですよね。
で、翌日に書こう~と思ってたんです、ちょっとにまにましながら。
己の鈍臭さを笑いに転換するのは、関西人のお家芸、浄化の方法でもありますし。
でも、夕方にはとてもじゃないけどそんな気分じゃなくなりました。
あまりに急な、とても悲しいお知らせ。
いつ何が起こるかわからない。
だから、
笑えるとき。
日々のなんでもない生活を、そのなんでもなさも含めて味わえる日は。
そのことを、心からしっかり味わわなければいけない。
そう、強く感じました。
(というわけで記事の更新が今日になったという、長い言い訳)。
この週末、11月23・24日に東京は代官山、T-SITE GARDEN GALLERYで開催されますイベント、「Early X'mas Dog Life Festa」にて、CLUB WAGさんの保護犬写真展が併催されます!
グッズ販売、ワークショップ、撮影会なども予定されているこのイベント、どうぞお足お運びいただいて、うんと楽しんで、そして、写真展でたくさんの犬と人の心からの笑顔に出会っていただけると幸いです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
※本記事はcoco.。の私見であり、シェルターさんのご意見を代表するものではありません。撮影許可と、掲載許可はいただいておりますが、その旨ご了承ください。また、犬の個性についても、私見の域を出ず、異なる見解もあり得ます。ご理解のほどお願い申し上げます。
さて、土曜日はアークの日。そろそろ、最寄の気温表示が気になる季節となってまいりました。
この日は午前中はK3、午後はK2の犬たちと散歩させていただきました。
トップバッターは、チョビさん。
「うふふ、ついておいで」
チョビさん。年齢見てびっくりの13歳。はっきり言って、12歳のブラックの方が(体硬いこともあって)じじいに見えます。
足取りも軽く、しかして引っ張ることもなく、良い感じの早足(人間が)でしっかりお散歩できる、それがチョビさん。
しかも男前ですしね、包容力もありますし、何ら行動面で問題なさそう・・・散歩に連れ出したまま、車に乗せて帰ってしまいたくなります。そう、会うのはまだ2度目なのに、私の心はわしづかみされております、そのくらいに強烈な魅力にあふれる犬です。
「まあね、そもそもここにきたのもボクに問題があったからじゃないしね」
そうよね~。
包容力のあるオトナの男性と歩く里山。ああなんて素敵。
と、次ははじめましての、
リュウちゃん。しっぽたれてますがな。
リュウちゃんはちょっとシャイ。出会って5秒で「ボクたちって友達♪」というタイプではないけれど、そういう犬と少しづつ、距離が縮まってくるのを感じるプロセスもまた、多くの幸せをくれるものです。
「なんかへんなひとだなあ」
とか言いつつ、しっかりお散歩楽しめました~。
お顔もこんなにかわいい。
これは先週写真を撮り損ねた、ゴハンとハニー。
見えづらい写真ですが、ほんっとそっくりなんです。
お昼はさんでK2へ。この日、ボランティアが充実していたらしく、1頭につきたっぷり時間をかけてあげられるというので、エネルギーありありな元気者の長い散歩を楽しませていただくことに。
ぷりっけつの、流星(てか紹介するのにお尻写真て)。
元気者、とは言っても散歩のマナーはさすが心得たもの。横か後ろ歩きなさい、と少し伝えただけで、ああそうなのかと理解してくれる賢い仔です。
まだお昼終わったところだし~、そうそう、1時間コース行って~、で、あと1頭元気な仔をまたこのコース連れてきて~、なんて思いながら、いつもは行かない(時間がないのでね)、ぐるっと回って1時間コースにいくことに。
「ぐるっと回って1時間」。そう、どこかまで行って帰ってくるという通常のコースとは違うんだす。
山道を歩き、森林浴を楽しみ、ほどよく汗もかいて(すごい上り下りでなかなかの手ごたえ、ええ私が)、さあこの角を曲がればアークのごく近所にある保護施設、ハッピーハウスさんよ~、そしたらすぐアークよ~とほくほくしながら歩く私の目に飛び込んできたものは、
・・・なにこれ。
まさかの道路崩落、寸断・・・。
台風18号(でしたっけ)の被害はここまでひどかったのか、と思うと同時に、ほど近くから聞こえてくる近隣保護施設の犬たちの声から、ここが崩れたとき、施設にいる犬や猫たちは怖かったろうに、といまさらながらに思いました。
で。
先ほども言いましたが、「ぐるっと回って1時間」コースです。迂回路ありません。そしてこの崩落、「気合で飛べば超えられる」とかいうレベルではなく、さらには、「ちょっと降りて道探したらいける」とかいうのも無理。
・・・またあの上り下りを1時間・・・
と思うと軽く意識が遠のきそうでしたが、他に手はありません。
ひとまず、アークに電話をかけ、「どこからかけてるんですか?」とスタッフさんに驚かれ(そりゃそうだ、ボランティアに来ている人間が電話かけてくるって普通ない)、事情を話してきた道を引き返す、私と流星でした。
「もうちょっとで帰るんじゃなかったの?」
そのつもりだったんだけどね・・・
「ま、いいや、栄養補給におやつ頂戴♪」
輝く笑顔の流星。9歳ですが、37歳の私よりよっぽど若いです、数字ではなく彼の若さを見てどうか暖かい冬を彼に!
とまあ、また1時間歩いたわけです。
スタッフさんはおっしゃいました。「りゅうくん(流星)が疲れるまで行ってきてください(スマイル)」と。
「わかりました(スマイル)」と私は返しましたがね。
忘れてましたよ。
犬を疲れさせる前にオマエの体力はどうやねんと。
帰ったときにはもう私の1日は終わってました。
トータル2時間の散歩、流星は翌日「普通でしたよ」とは、日曜日に行かれた先輩ボランティアさんのお言葉。やっぱ若いよ、りゅうちゃん。
でもとっても反省しています。道の状況がわからずに(なにしろひどい台風があったので)、迂回路もない長距離散歩に出かけたのは、あまりに無責任でした(犬はラッキーと思っているかもしれないけれど)。
「馬鹿やったんだって?」
そうなんですよ、ルリさま・・・
「あたしゃそんなのゴメンだよ」
もちろんですとも、トントンさま・・・
ああ早く、こんな風に眠りたいっ あ 私は箱では眠りませんがね、それにしても気持ちよさそうなきみまろちゃん・・・
と、思いながら家路についた私でした・・・
と、こんな風に関西人的には「ネタ」(くれぐれも言いますが、何事もなかったからではあります)があったこの日。
すぐに記事にすればよかったんですが、寝ちゃったんですよね。
で、翌日に書こう~と思ってたんです、ちょっとにまにましながら。
己の鈍臭さを笑いに転換するのは、関西人のお家芸、浄化の方法でもありますし。
でも、夕方にはとてもじゃないけどそんな気分じゃなくなりました。
あまりに急な、とても悲しいお知らせ。
いつ何が起こるかわからない。
だから、
笑えるとき。
日々のなんでもない生活を、そのなんでもなさも含めて味わえる日は。
そのことを、心からしっかり味わわなければいけない。
そう、強く感じました。
(というわけで記事の更新が今日になったという、長い言い訳)。
by blessedcoco
| 2013-11-20 22:43
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