2013年 10月 28日
ブラックの初お出掛け。 |
それは、日向はぽかぽか、日陰は寒い、11月10月最後の日曜日のこと。
いそいそと車に乗り込んだブラックさん。
「右曲がってー・・・あれ?」
いつもは町内出てすぐ府道を右に折れて病院。これか先日の美容院しか行かなかったブラックどん。
今日は左なんですよ。
「。。。」
「そうかまたぼくどこかへやられるのか」
向かった先は、奈良県にあるFIELD NOTEというカフェと雑貨屋さんが併設された素敵空間。ついでに犬OK。
向かった理由は、里親会が開催されていたから。
「ほらやっぱり」
違うって。リンク先ちゃんと見なさいよ(ブラックに言う?)。
この日は年2回恒例となっている、ARK里親会@FIELD NOTE。春にはチューバ(東京のフォスター(一時預かり)さんのところに行っちゃった~)がまたりとしていて、母の心をわしづかみにしていました(もちろん母にチューバの世話は無理です、なぜなら人工股関節が入っているので散歩がまず無理、私も好きですけどね、でっかくて明るいやさしい犬って)。
今過去記事(上にリンク貼ってますぅ)見てみたら、そのときの参加犬のうち、ウノ、セーイ、グリズリー、猫のチャップリン、シンバルは見事にリホームしていますね。
おこわ、通称「おこちゃん」、てんとむしさんの仮装(ハロウィン間近ゆえ)で再戦です。
と、驚異的に写真がないんです今回。おゆるしください~。
参加は犬のみ、5頭。それぞれに仮装していました(おそらくアークのブログに記事がアップされると思うのでそちらで、または私の本名ご存知の方は私のfacebookページのシェアをご覧ください)。
犬を連れて「カフェ」なる場所で優雅に午後のひとときを過ごしたかった、という単なる私のわがままもありますが、もうひとつ理由はありました。
それは、スタッフさんにブラックを会わせること。
リホームしてからアークを訪れるたび、いろんな方に、それこそ、セクション関係なくおたずねいただいていたものです。ブラック元気ですか?
さりとて、待たせておく場所もない(犬舎は満室)ので「里帰り(里親のところへ行ったり里帰りしたり保護犬はいろいろあるわね)」はしていなかったのです。
なので願ったり叶ったりな状況♪奈良も近くはないんですけど、短時間で切り上げてもいいですし。
そして、今回はK2からOさまがいらっしゃるという事前情報。Oさまといえば、ブラックがリホームする日、お休みなのにわざわざ見送りに来てくださった方。こりゃ会っていただかないわけにはいかないわ!
と、水曜日につけてもらったブルーのリボンを維持して行ったわけです。ブラックとふたりきりで行きたかったんですが(後部座席カバー買ったしさ)、いつものように母の「なにかあったらどうするの」「かわいそう」音頭がどんどこ響き渡って「オヤつき」になりました。
着いたときはお昼過ぎ。着いてすぐにOさまが飛ぶように来てくださいました。いつも明るくて、きっと根っこから明るいOさま。にこにこしながらブラックに声をかけてくださり・・・ていうか、泣いてます?
涙で瞳がうるんでますよ、なんてレベルじゃなくて、ほんとうに泣いてらしたOさま・・・。
・・・・・・・・ブラック・・・・・・・・パン屋見てる場合じゃないから・・・・・・・・・。
そのOさま(後姿なので許して)とブラック。この直前までOさまはブラックに寄り添うように座ってらした。ブラック、何をお話したの?
ブラックを預かっていただいて、見に行ったのはハーリドだったんですが。
モテモテでした。
ほんっとうにモテモテで、人が切れるひまがなかったんです。
まゆげ犬のハーリドさん。
イケメン枠です。
山育ちで仲間は何頭か保健所に連れて行かれたし、人と接する機会はそもそも少なく、あったとしてもうれしい記憶ばかりではないはずの山から来た34頭の犬たち。
先日も、(ハーリドではないですが)アークから帰り際、後ろを歩いていたスタッフさんにご挨拶して帰ろうと振り向いた瞬間、連れられていた34頭のうちの誰か、が、ほんとうに私が振り向いたと同時に卒倒するように倒れた、そんなこともあるくらい。
なのだけど人懐こい犬たちもいるようで(リホームした仔たちとか)、ハーリドさんもそのクチ、ということなのでしょう。経験のない状況ながら、頑張っていました。そしてモテモテ。
「うふふ」
こちらはピアノ。
廃油工場の看板犬として飼われ、倒産につき行き場を失い、この過程でご飯もちゃんともらえなかった時期もあったらしいピアノ。
11歳だけど、どこか可憐な少女のような風情のあるピアノ。入所してわずか1週間でボランティアの私と散歩に行けた、それがピアノです。
落ち着いていて、でも「ちょーだい」も披露するかわいい側面のある、素敵な素敵なピアノ。きっと家族ができたら、その存在すべてで家族を愛しぬくことだと思います。一途~。要するに、好きなのピアノ。
他にうれしい出会いもありました。
これは、こころちゃん。
こころちゃんは、アーク出身。今は家族ができて一緒に暮らしています。
飼い主さんは犬の散歩ボランティアさんで、通ううちにこころちゃんに惹かれるようになり、お迎えされたんだそうです。ちなみに、アークではK2にて、フォルテとルームメイトだったんだそうです。
「知らない人は落ち着かないわ」
「頑張って撮らせてあげる」
こころちゃん、ありがとう~。
他にも、猫ボランティアさんとお会いしてお話をする中で、この方がおうちに半野良だった猫を迎え入れていらっしゃることや、ご近所の野良猫さんのお世話をされていることを知ったり、アークにボランティアに行ってみたいのだけど大丈夫かしら、とおっしゃるご家族(若い女性とお母様でした)とお話したり、また、これもアーク出身のあくびちゃん(アークでは「くろべー」)ともお会いしました。
あくびちゃんは黒チワワで、年齢もブラックと一緒。サイズは違えど、親近感があるのか、はたまたあくびちゃんの懐の深さのなせる業か、珍しく(ほんとに珍しい)、ブラックが興味を示していました。普段犬に関心ないのにね~。
それから、パンキートゥ!いかにもやんちゃ小僧っぽい笑顔の子犬時代しか知らなかったのだけれど、すっかり精悍な青年になっていました。今の家族なのか、お友達なのか、黒とイエローのラブラドールさんと一緒に。同じくらいの体型になっていて、いっぱい遊んで、まっすぐすくすく成長していることが、見てとれました(そしてパンキーのご家族はブラックをご存知でいらしてびっくりそしてありがたかったです)。
と、プチ同窓会のようでもあった里親会。
最後はカフェでブラックもようやく座りました(ずっと立ちっぱだったんです)。
カフェではお店の方が座席と、ブラックの場所をご用意くださって、安心して過ごすことができました。ブラックもひとくちもらいましたよ~。
紅玉のスクエアケーキ、めっちゃおいしかったです。
こちらは母のミルクコンソメスープ。お野菜ごろごろ。
帰り車中のブラックさん。
帰って5分で沈没のブラックさん。
ブラックにとっては、大変な一日だったかもしれない。
私はあまり一緒にいなかったし、芝生の上でくつろぐこともなかったし、帰りは少し渋滞にもあっちゃったし。でも、とても頑張ってくれました。
そんな、反省(いきなり長時間(5時間)だったことと、そばを離れることが多かったこと)もありましたが、頑張ってくれたブラックに心から感謝です。
ブラックのおかげで「犬連れカフェデビュー」ができたわーい♪ということも言えるのだけど、何より、ブラックのおかげで、過去2回参加したときとはまったく違う里親会を味わうことができたから。
ブラックを通して、また異なる角度から、人のやさしさやあたたかさを知ることができたと感じています。
こんこんと眠るブラック(今日には復活)。
おやすみ。ありがとね。
犬と暮らしたいけれど、不安をお持ちの方がおられるかもしれません。
また、保護犬との暮らしに懸念や不安がある方もおられるとの声も聞きます。
一度、アークでなくてもいいです(といっても他知らないのですが、様子とか)、里親会に参加されてみてはいかがでしょうか。
運命の仔と出会わないかもしれないけれど、犬を迎えたという人と出会われるかもしれません。そうすれば、色々な経験談を聞くことができるのではないでしょうか。もちろん、主催する団体の方にもお尋ねいただけると思います。
そして迎えたら、「ひとりじゃない」って思っていただけるんではないかと思います。何か困ったとき、それは誰かが、意外に身近な誰かが経験してきたことかもしれません。相談できる相手がいる。これはつまり、「ひとりで頑張らなくていい」ということなのではないかと思います。
そして、人も犬も、お友達ができて、またつながってゆく可能性は、果てしなく広がっている、と思います。
いそいそと車に乗り込んだブラックさん。
「右曲がってー・・・あれ?」
いつもは町内出てすぐ府道を右に折れて病院。これか先日の美容院しか行かなかったブラックどん。
今日は左なんですよ。
「。。。」
「そうかまたぼくどこかへやられるのか」
向かった先は、奈良県にあるFIELD NOTEというカフェと雑貨屋さんが併設された素敵空間。ついでに犬OK。
向かった理由は、里親会が開催されていたから。
「ほらやっぱり」
違うって。リンク先ちゃんと見なさいよ(ブラックに言う?)。
この日は年2回恒例となっている、ARK里親会@FIELD NOTE。春にはチューバ(東京のフォスター(一時預かり)さんのところに行っちゃった~)がまたりとしていて、母の心をわしづかみにしていました(もちろん母にチューバの世話は無理です、なぜなら人工股関節が入っているので散歩がまず無理、私も好きですけどね、でっかくて明るいやさしい犬って)。
今過去記事(上にリンク貼ってますぅ)見てみたら、そのときの参加犬のうち、ウノ、セーイ、グリズリー、猫のチャップリン、シンバルは見事にリホームしていますね。
おこわ、通称「おこちゃん」、てんとむしさんの仮装(ハロウィン間近ゆえ)で再戦です。
と、驚異的に写真がないんです今回。おゆるしください~。
参加は犬のみ、5頭。それぞれに仮装していました(おそらくアークのブログに記事がアップされると思うのでそちらで、または私の本名ご存知の方は私のfacebookページのシェアをご覧ください)。
犬を連れて「カフェ」なる場所で優雅に午後のひとときを過ごしたかった、という単なる私のわがままもありますが、もうひとつ理由はありました。
それは、スタッフさんにブラックを会わせること。
リホームしてからアークを訪れるたび、いろんな方に、それこそ、セクション関係なくおたずねいただいていたものです。ブラック元気ですか?
さりとて、待たせておく場所もない(犬舎は満室)ので「里帰り(里親のところへ行ったり里帰りしたり保護犬はいろいろあるわね)」はしていなかったのです。
なので願ったり叶ったりな状況♪奈良も近くはないんですけど、短時間で切り上げてもいいですし。
そして、今回はK2からOさまがいらっしゃるという事前情報。Oさまといえば、ブラックがリホームする日、お休みなのにわざわざ見送りに来てくださった方。こりゃ会っていただかないわけにはいかないわ!
と、水曜日につけてもらったブルーのリボンを維持して行ったわけです。ブラックとふたりきりで行きたかったんですが(後部座席カバー買ったしさ)、いつものように母の「なにかあったらどうするの」「かわいそう」音頭がどんどこ響き渡って「オヤつき」になりました。
着いたときはお昼過ぎ。着いてすぐにOさまが飛ぶように来てくださいました。いつも明るくて、きっと根っこから明るいOさま。にこにこしながらブラックに声をかけてくださり・・・ていうか、泣いてます?
涙で瞳がうるんでますよ、なんてレベルじゃなくて、ほんとうに泣いてらしたOさま・・・。
・・・・・・・・ブラック・・・・・・・・パン屋見てる場合じゃないから・・・・・・・・・。
そのOさま(後姿なので許して)とブラック。この直前までOさまはブラックに寄り添うように座ってらした。ブラック、何をお話したの?
ブラックを預かっていただいて、見に行ったのはハーリドだったんですが。
モテモテでした。
ほんっとうにモテモテで、人が切れるひまがなかったんです。
まゆげ犬のハーリドさん。
イケメン枠です。
山育ちで仲間は何頭か保健所に連れて行かれたし、人と接する機会はそもそも少なく、あったとしてもうれしい記憶ばかりではないはずの山から来た34頭の犬たち。
先日も、(ハーリドではないですが)アークから帰り際、後ろを歩いていたスタッフさんにご挨拶して帰ろうと振り向いた瞬間、連れられていた34頭のうちの誰か、が、ほんとうに私が振り向いたと同時に卒倒するように倒れた、そんなこともあるくらい。
なのだけど人懐こい犬たちもいるようで(リホームした仔たちとか)、ハーリドさんもそのクチ、ということなのでしょう。経験のない状況ながら、頑張っていました。そしてモテモテ。
「うふふ」
こちらはピアノ。
廃油工場の看板犬として飼われ、倒産につき行き場を失い、この過程でご飯もちゃんともらえなかった時期もあったらしいピアノ。
11歳だけど、どこか可憐な少女のような風情のあるピアノ。入所してわずか1週間でボランティアの私と散歩に行けた、それがピアノです。
落ち着いていて、でも「ちょーだい」も披露するかわいい側面のある、素敵な素敵なピアノ。きっと家族ができたら、その存在すべてで家族を愛しぬくことだと思います。一途~。要するに、好きなのピアノ。
他にうれしい出会いもありました。
これは、こころちゃん。
こころちゃんは、アーク出身。今は家族ができて一緒に暮らしています。
飼い主さんは犬の散歩ボランティアさんで、通ううちにこころちゃんに惹かれるようになり、お迎えされたんだそうです。ちなみに、アークではK2にて、フォルテとルームメイトだったんだそうです。
「知らない人は落ち着かないわ」
「頑張って撮らせてあげる」
こころちゃん、ありがとう~。
他にも、猫ボランティアさんとお会いしてお話をする中で、この方がおうちに半野良だった猫を迎え入れていらっしゃることや、ご近所の野良猫さんのお世話をされていることを知ったり、アークにボランティアに行ってみたいのだけど大丈夫かしら、とおっしゃるご家族(若い女性とお母様でした)とお話したり、また、これもアーク出身のあくびちゃん(アークでは「くろべー」)ともお会いしました。
あくびちゃんは黒チワワで、年齢もブラックと一緒。サイズは違えど、親近感があるのか、はたまたあくびちゃんの懐の深さのなせる業か、珍しく(ほんとに珍しい)、ブラックが興味を示していました。普段犬に関心ないのにね~。
それから、パンキートゥ!いかにもやんちゃ小僧っぽい笑顔の子犬時代しか知らなかったのだけれど、すっかり精悍な青年になっていました。今の家族なのか、お友達なのか、黒とイエローのラブラドールさんと一緒に。同じくらいの体型になっていて、いっぱい遊んで、まっすぐすくすく成長していることが、見てとれました(そしてパンキーのご家族はブラックをご存知でいらしてびっくりそしてありがたかったです)。
と、プチ同窓会のようでもあった里親会。
最後はカフェでブラックもようやく座りました(ずっと立ちっぱだったんです)。
カフェではお店の方が座席と、ブラックの場所をご用意くださって、安心して過ごすことができました。ブラックもひとくちもらいましたよ~。
紅玉のスクエアケーキ、めっちゃおいしかったです。
こちらは母のミルクコンソメスープ。お野菜ごろごろ。
帰り車中のブラックさん。
帰って5分で沈没のブラックさん。
ブラックにとっては、大変な一日だったかもしれない。
私はあまり一緒にいなかったし、芝生の上でくつろぐこともなかったし、帰りは少し渋滞にもあっちゃったし。でも、とても頑張ってくれました。
そんな、反省(いきなり長時間(5時間)だったことと、そばを離れることが多かったこと)もありましたが、頑張ってくれたブラックに心から感謝です。
ブラックのおかげで「犬連れカフェデビュー」ができたわーい♪ということも言えるのだけど、何より、ブラックのおかげで、過去2回参加したときとはまったく違う里親会を味わうことができたから。
ブラックを通して、また異なる角度から、人のやさしさやあたたかさを知ることができたと感じています。
こんこんと眠るブラック(今日には復活)。
おやすみ。ありがとね。
犬と暮らしたいけれど、不安をお持ちの方がおられるかもしれません。
また、保護犬との暮らしに懸念や不安がある方もおられるとの声も聞きます。
一度、アークでなくてもいいです(といっても他知らないのですが、様子とか)、里親会に参加されてみてはいかがでしょうか。
運命の仔と出会わないかもしれないけれど、犬を迎えたという人と出会われるかもしれません。そうすれば、色々な経験談を聞くことができるのではないでしょうか。もちろん、主催する団体の方にもお尋ねいただけると思います。
そして迎えたら、「ひとりじゃない」って思っていただけるんではないかと思います。何か困ったとき、それは誰かが、意外に身近な誰かが経験してきたことかもしれません。相談できる相手がいる。これはつまり、「ひとりで頑張らなくていい」ということなのではないかと思います。
そして、人も犬も、お友達ができて、またつながってゆく可能性は、果てしなく広がっている、と思います。
by blessedcoco
| 2013-10-28 22:39
| ブラック