2010年 01月 16日
初釜。 |
@毎度おなじみの山田家。これは10日のおはなし。
普通の家庭での初釜、但しお茶を点ててくださるのは、ちゃんとした「先生」なので、色々お作法を教えてくださいます。
まずはM生さん(大殿=現当主 代理)をお正客に、第1ラウンド(とは呼ばないか)。このお席の3人目であった私、早々に解放されました。正座地獄から。
炉の炭にお香を入れてあったので、お部屋全体に炭のあたたかさと、お香のこっくりした香りが満ちていて、とってもほっこりした、静かな心持になることができました。
お茶をいただいて見事だなあと思ったのが、沸かした湯が飲む頃には飲むのにぴったりな温度になっていること。おそらくこれは計算より経験の賜物なのではないか、と思うので、感動してしまいました。
お菓子もお正月風情です。この他3種類(そして勿論H美さんは全パス!)。
・・・書いていて思いましたが、「用語」がさっぱりわかりません。やっぱりちゃんと習うってのは、大事なんですね。
この後何ラウンドか経た後には、
H郎さんお手製の鯖寿司や
どどんと蕪蒸しなど
豪華食卓を囲んだのでした。
この日はお父さん米国人、お母さん日本人(長野人)、のKもおりました。
益々かわいくなっているのは当たり前として、幼児の進化速度って面白いです。ちょいちょい会ってた頃(彼女が2歳になる前後)だって、ほんの数日でリアクションや機能がめきめき変わっていっていたものですが、この夏は1ヶ月のアメリカ里帰りもあってか、お父さんには英語で、お母さんには日本語で、と完璧使い分けをするようになっていたり、ということは言葉の運用能力が上がっているので会話もそろそろ成立し(1年前は「いや」以外はひとことたりとも理解不能な言語をしゃべってました)、微妙に関西弁と、つきあう楽しさが増えました。
お土産にと手作りクッキーを持ってきていたのですが、自分も手伝った、ということがよほど嬉しかったのか誇らしかったのか、まぜまぜしたの、と繰り返し言ってました。
かと思うと、食べ終わって、食べるところを彼女が見ていなくて、目の前にクッキーがない状態で「おいしかった、ありがとう」とか言うと怪訝な顔をしていたりで、理解できることは増えているけれど、どういう項目から先に獲得していくのかしら、とそれも面白かったです。
そんな彼女の「さくひん」。
遅くまで食べて飲んでしゃべって、素晴らしい一日でした。
by blessedcoco
| 2010-01-16 17:19
| 日々の出来事